連休明け 3
2008-04-28


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下の続きです。
電子辞書も無事に修理しましたが、まだ5時前。コーヒーを作ってリラに持っていき、自分も一服。仕方がないので、工房から出て事務所へ行ってエリーザと話したり、楽器展示室をウロウロしました。いつもは楽器展示してある部屋は、楽器を見に来たお客さんや、修理の持ち込みに来たお客さんで賑わっているのですが、これも連休明けの影響か、誰もいません。そこへ社長のエミリアーナがやってきたので、楽器を弾いてもいいか尋ねたら、もちろんとの事で、Cooperfisaのボタン式(インターナショナルタイプ)を貸してもらって演奏しました。持ちネタを一つずつ弾いていきましたが、イタリアに来てからCastelfidardoのメーカーで少し試し弾きをした程度で、全く弾いていなかったのでかなり忘れています。元よりイタリアへ出発する前は準備などあり、練習があまりできていなかったというのもあります。結局1時間くらい弾いていました。1時間弾いたら少し記憶が戻ってきた感じですが、まだまだです。
それにしてもよい音でした。ベースの響きが特に良いと感じました。また、右手ボタン、左手ボタン共にタッチが軽くて弾きやすかった。その後、エミリアーナが色々なタイプのボタンアコを出してきてくれたので試し弾きさせてもらいました。フレンチタイプは普段使っている物とボタンの間隔が違うので弾きにくかったですが、音の違いは楽しめました。部屋の壁には、天井まである棚に、Cooperfisaの様々なアコーディオンがびっしりと並べてあります。日本でこういう置き方は考えられませんが、地震は無いとの事です。反対の壁には比較用の為か他社の楽器が並べてありました。

まだ残り時間があったので、リラの手伝いで新品アコのグリルの布を張りました。これは一見簡単そうな作業ですが意外と難しいです。複雑な形状に切り抜いてあるグリルに接着剤をはみ出さない様に付けなければなりません。時間をかける訳にもいきません。また、張る布は伸縮性があるので、うまく張らないと皺ができたり、目開きが変わります。売り物ですので作業は緊張します。
[イタリア実習]

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