イタリア製のミュゼット(MMML)の調律を承りました。
BURANDONIというメーカーの34鍵盤ですが、MMMLのリードが付いています。
日本国内で新品として販売された物ですが、MMMの調律のズレが多過ぎて
気持ち悪い音になっているので、ズレ幅を減らした上で、全体を正しく調整する事になりました。
この楽器はそんなに古い物ではありませんが、奇妙な事に気づきました。
蛇腹留めの上の方ですが本体カラーに合わせた茶色の革の物が付いています。
下側の蛇腹留めは黒で、上下で色違いです。
劣化して交換するには時期が早いと思います。
聞いてみると、下側の蛇腹留めがすぐに外れるという事で、
購入した後にクレーム対応してもらったそうです。
その時に、下側だけ色の違う物に交換されて戻ってきたとの事でした。
上のこげ茶の物が純正品で、下の黒い物が交換された物です。
スナップ部分を見て分かりましたが、これはチェコ製の合成皮革でできた物です。
手元にあった物で長さが合う物があったので交換したというところでしょうか?
今回はイタリア製の黒い革製の物に上下とも交換する事になりました。
一番上が元々の物、真ん中の物が交換されたチェコ製の物、
一番下が今回交換するイタリア製の黒い物です。
右手のスイッチですが、ミュゼット仕様なので、MMMのスイッチがあります。
使用に伴う埃がスイッチ周りに付いていますが、これは調律前に取り除きます。
鍵盤の根本にも埃が溜まっています。
これも調律前に除去します。
右手のリードですが、リードバルブを押さえている金属バネの形が悪い物がありました。
よく見ると、そのリードの修理のロウ留めの処置が他と違って雑になっています。
これは何か訳があって、一度取り外して付け直したのでしょう。
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