イタリアからボタン式(インターナショナルタイプ)の
アコーディオンが2台入荷しました。
メーカーはイタリア カステルフィダルドにある1946年創業の老舗 Giustozziです。
右46音、HMML、MLチャンバー、120ベースという
標準的な範囲でのフルスペックの楽器です。
外装は黒のセルロイド張りです。
46音、HMML、ダブルチャンバーなので何の制限もなく演奏ができます。
リードはハンドメイドです。
勿論、MMの波の速さは任意に調整してお渡しします。
蛇腹の内側は赤になっています。
ベースリードの一番低音の列は、木枠がL字型のホーン形状になっているので
豊な低音が響きます。
この構造を持っている楽器は案外少ないです。
重さは実測で11.6kgでした。
46音のダブルチャンバーとしては標準的な重さです。
アコーディオンは実際の重さがカタログ値と大きく違う事が多いので
カタログ値が軽い事を理由に機種を選ぶと当てが外れます。
もう一台は同じ機種で外装が木目になっている物です。
楽器としての仕様は同じです。
リードも同じで、ハンドメイドです。
アコーディオンは殆どの場合、本体は木でできています。
黒い楽器は木のボディーの表面にセルロイドが貼ってあります。
木材は通常、合板が使われています。
この楽器は合板ではなく、無垢の木材でできており、
素材の木目そのものを活かしています。
本体が無垢と合板では僅かに響きの違いが出ます。
蛇腹は木目の外観に合わせて、表は焦げ茶で中はアイボリーです。
角の金具は金メッキです。
蛇腹の金具以外も、金属パーツは金メッキ仕上げです。
この楽器もベースリードの最低音の列はL字型のホーン形状の木枠です。
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