YAMAHAの修理
2023-10-14


ヤマハ製アコーディオンの修理を承りました。


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鍵盤の一部が高くなっていて音が出たままになっているという不具合です。
鍵盤の端の部分を上に引き上げると案外簡単に曲がります。
意図してやることはありませんが、楽器をケースから出す時などに
ベルトが鍵盤に引っ掛かった状態でベルトを引っ張ると起きる事が多いです。


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鍵盤からバルブに繋がるアームが曲がっていて、バルブも開いたままなので
音が出たままになっています。
細くて薄いアルミニウムのアームなので簡単に曲がってしまいます。


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鍵盤を取り外して変形を修正します。


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鍵盤を戻して微調整を行い問題は解決しました。


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ヤマハのアコーディオンは現在は作られていませんので
40年程度経過した楽器と思います。
なので内部の点検を行いました。
中を見てリードの木枠に斜めの線とLやMの書き込みがある事に
嫌な予感がします。
このようなペン書きがあるという事はなんらかの手が入っているという事ですが
プロの仕事ならそういう書き込みはしないので
素人の手作業が入っている可能性が高いからです。


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ヤマハの楽器は製造から40年以上経過していて、リードに貼ってある
リードバルブの革の反り、樹脂製部品の反りが必ず出ています。
リードバルブを交換すれば中国製の楽器より良いので
80ベースの物は修理する事をお勧めする事が多いです。
修理する楽器: cookie's blog

この楽器は途中で手が入っているのでリードバルブの反りなどはないようです。


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細かく見るとリードバルブがオリジナルの革だったり、
樹脂製であったり混在しています。
樹脂の部品はイタリア製の専用部品のような感じはしません。


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