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暫くして、またCMから番組に入る前の曲が流れて、収録スタート。今度は、もう1人の奏者の番なので、かなり気楽です。でもセットの端に座っていて、いつカメラが向くかわからないので気は抜けません。20歳くらいに見える彼もプロでは無いと言っていました。最初に弾いた曲はDark eyes をアレンジしたものでした。ジャズ風でもなく、単に速度の抑揚を大きくした感じで、アコ用に出回っている譜面通りという感じです。彼もかなり緊張している様でしたが、大きなミスも無く弾ききり満足そうでした。彼の演奏でわかったのですが、曲の途中の拍手は、曲の盛り上げ拍手だったのです。すっかり気持ちがマイナスになっていた私は、打ち切り合図と思ってしまいました。でもジャズのアドリブの後とかなら分かるけど、スローで情緒的な曲で変なタイミングでいきなり拍手されても..
もう1人の奏者の楽器は、Bugariの鍵盤式でした。120ベースチャンバー付き。フリーベースではありません。やはりイタリアは鍵盤式が多いです。黒いボディーですが金属部分が金色で、蛇腹を開けると中まで金。仏壇カラーです。
演奏の後はピン芸人が出てきて(というかイタリアでは漫才コンビなんて無い?)何か面白い話をしたようです。観客は大爆笑していましたから。その後CM休憩となり、また私の番が来ました。また司会者がこちらを見ながら何か言っています。そうしたらその直後に英語で質問されてマイクを向けられました。日本の何処の市に住んでいますか?突然の質問で反射的に岡崎Cityと答えましたが、そんなローカルな事を言ってもわかる筈がなく、一瞬、間ができたのでイタリア語で名古屋市の近くと答えました。すると司会者が大袈裟にそれを取り上げ、今度は大きな都市ですか?と聞かれ、Siと返事をして、英語で東京と大阪の間ですと、答えました。こんなやりとりがあるので演奏する前から緊張の連続です。
そして、演奏。今度はcobaさんの曲で、これもゆっくりした曲です。最初よりもだいぶ落ち着いて弾けました。やはりミスが少しありましたが、うまくごまかして途切れないように弾けました。気持ちよく弾ける程余裕は無く、そんなに歌えていなかったと思います。その後、また歌手のクチパク歌→CM休憩。
演奏している時に気づきましたが、スタジオで見ていたロメオがいません。あまりの酷い演奏に怒って出て行ってしまったのか、見ていると緊張するからと気を遣って出て行ったかどちらかと思いました。
収録再開で、イタリア人奏者が演奏しました。こんどは知らない曲です。3拍子のイタリアのフォークソング風でした。その後、また芸人の話。CMの入る間の休憩は、本当にCMが入る程度の時間しかありません。2曲弾いて思いましたが、結構長い収録です。一体、番組時間はどの位?もしかしたら編集でかなり短くなるのか?とか思いましたがわかりません。
そして、また私の番。今度は質問もなく、すぐに演奏開始です。曲はガリアーノのクロードへのタンゴ。だいぶ慣れたせいもあるし、最初の二曲と違ってスピードがあるので、意外とうまく弾いています。速度も結構速かったですが、細かい音もそれなりにできています。が、しかし..最後の繰り返しで転調した後に酷い和音が出て、あー見失ったと思いましたが、次の瞬間、元の調に戻って勝手に伴奏もメロディーも続けていました。奇跡だ..と思いつつも、いつもと何か違うので探り弾き状態でミスもあるし、メロディー単音に近く、前半から途中にかけての勢いが一気にダウン。それでもなんとか続けていつもと違う調でエンディングまでできました。ボタン式だからでしょうか..
折角、途中まで自分らしい演奏ができたのに..とチョット悔しさも感じられる程余裕が出てきました。そしてクチパク歌が入り、休憩。
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