中古楽器の修理
2009-10-11


禺画像]
中古で買ったアコーディオンの調子が悪いとの事で修理の依頼を頂きました。見たところ、かなり古い楽器です。ベースの音が何もボタンを押していないのに僅かに鳴ってしまうという症状。
点検してみると、ベースのボタンが引っかかっているとか、メカニック的な原因ではなく、バルブの劣化で空気が漏れている事がわかりました。
楽器を預かってバルブを分解してみると、幾つかのバルブは交換されていましたが、残りの初めから付いているバルブは皮とその下に貼ってあるスポンジ状のゴムが劣化していて完全に空気を止める事ができなくなっていました。
これは専門のショップで買った中古楽器らしいのですが、一部のバルブの修理がされているという事は、売りに出した時から兆候があったという事でしょう。ちなみに、この楽器は買って1年程度という事です。
今回の修理で全てのベース側のバルブを交換しました。同時に、調律の狂いが酷かったので調律と併せてリードバルブ(サブタ)の修正も行いました。
古い楽器を購入する場合、どのような整備が行われているかきちんと確認して買う事をお勧めします。でないと、安く買っても後の出費や、修理へ出す手間、楽器の無い時間など思わぬマイナス部分が付いて来る場合もあります。
オークションで買う場合は勿論、リスクは承知の上ですが..
[アコーディオン]
[日記?]

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