やはり、虫の抜け殻と糞が散乱していました。
ベースメカニックを全て取り外し、一番底にあるバルブを取り出しました。
こちらは鍵盤側よりもっと酷く、フェルトは殆ど残っていませんでした。
写真は、自分でフェルトと皮を取ったのではありません。
バルブを外したら既にこういう状態でした。バルブ面には、接着剤だけが残って
います。まあ、フェルトや皮を剥がす手間は省けたか..
という訳で、ベースのバルブも交換終了。
こちらも簡単に終わらせた訳ではありません。
バルブのフェルトと皮を交換した後に、バルブを組み付け、その後は、
ベースボタンをひとつ、ひとつ、調整しながら組み上げるという根気のいる作業です。
左手のバンドがかなり傷んでいたので、新品に交換しました。
写真では、ベースのフタの丸い穴の所にある白いネットに穴が空いています。
もちろんこれも修理しました。
これで全てのバルブが修理できましたので、楽器がリードに空気を送れる様に
なりました。後はリードです。
リードを全て取り出しました。
古いサブタ皮なので反っているところも多数あります。
今回はリードに錆があるので、木枠からリードを外します。
これがリードを外したところです。
ちょっと分かりにくいですが、リードが錆びているのが分かるでしょうか?
リードを一つずつ、磨いて錆を落とします。
作業をすると、赤茶色の粉が机に落ちます。
錆を落として、元通り木枠にロウで取り付けました。
新品の様にとても綺麗ですね。
この後、サブタ皮を取り付けます。
リードも、右が終われば左です。
今度はベースリードの修復。
木枠からリードを取りました。
ベースリードの方も錆が盛大です..
セコメントをする