2025-05-04
ベースの異音の原因はこの事が原因でした。
ですが、右のリードの高さを低くすることはできませんし、
ベースリードも高さを低くすることができません。
可能なのは蛇腹を新調して厚さを増やすしかありませんが
費用が大きくなるので、今回は閉じる寸前でベースの音を出さないようにする、
つまり、奏法で不具合を回避するという結論になりました。
蛇腹を少しでも開いていれば問題は出ません。
もう一つの問題は、蛇腹を開いて行くと、途中で引っ掛かりがあるというもの。
蛇腹を内側から見てみると、ベースリードとの距離がかなり近いです。
蛇腹を湾曲させるように開いて行くとリードの木枠と接触している感じです。
よく観察すると蛇腹の内側に傷がありました。
これでリードと干渉している事が確実になりました。。
リード側には蛇腹の内側の赤い紙が削れた痕がありました。
蛇腹は演奏で開いて行くとある程度の所で手の長さの限界が来て
自分側に湾曲するように開いて行きます。
この時、蛇腹の内側とリードが当たって開閉に引っ掛かりが出るという事が分かりました。
これを回避する策を考えましたが、リードと木枠は削れる余裕が殆どありません。
木枠を移動させる余地があるか確認しましたが、
上の画像のように木枠の穴と本体の穴の淵がギリギリになっていて
少しでも移動させると穴が小さくなってしまう事が分かりました。
仕方がないので、可能な限り干渉部分を削る事で対処しました。
楽器を作り慣れていないメーカーの楽器を個人輸入するという事は
とてもリスクがあると思いました。
当店で仕入れた楽器がこの状態だったらかなりのショックです。
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