日本製ビンテージ3
2020-02-09


白鍵の先端が当たる部分に緩衝材としての皮が貼ってあります。
これも硬くなっているので交換です。
近年の楽器ではフェルトが貼ってあります。



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バルブが当たる面は何故か茶色です。
ここはアルミニウム合金の板の場合が多く、とても古い楽器では木です。
この楽器は茶色ですがアルミニウムに色が塗ってある物でした。
位置決めの為のケガキ線は塗装を引っ掻いて書かれたものです。



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黒鍵の端には鍵盤を押し切った時の当たりを和らげてノイズが
出ないようにする為に緩衝材が貼ってあります。
フェルトが貼ってある場合が多いですがこの楽器は木綿のようです。
一部、はがれてなくなっている箇所もあります。



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独特な形状をしたバルブです。
空気を止める為の皮が1枚貼ってあります。
近年の楽器では閉じた時のノイズを減らす為にフェルトが重ねて貼ってあります。



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バルブと鍵盤から延びるアームの接合部は白くて硬い何かで接着してあります。
修復するには一旦、ここは分離して綺麗に接着剤を取り除く必要があります。
簡単に外せると良いのですが..

近年の楽器ではロウで固定してありますので、溶融する事で
分離したり位置を変更する事が容易です。



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鍵盤を外してみると鍵盤表面の樹脂と下部の木が剥がれて
樹脂部分が反っている物が多数見つかりました。
鍵盤の高さが大きくばらついている理由はこれでした。



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鍵盤の樹脂部を剥がしてみると木からヤニが出て樹脂部品を
押し上げて剥がしたような感じがあります。
接着剤自体が劣化して剥がれている感じもあります。
いずれにしても剥がして綺麗にしたのちに再貼り付けする必要があります。



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