日本製ビンテージ4
2020-02-18


まずはベースボタンの7thからです。
この楽器は80ベースなのでdimがありませんので7thのボタンが
メカニックの一番上になりますので。

外したボタンには4つの小さな突起が付いているのが分かると思いますが、
これはとても古い楽器の特徴です。
50年以内の楽器では7thのボタンは3つの突起が付いています。
突起の数は和音の数になりますが、7thは4音構成なので、majやminの3音の
ボタンと違い、4つの突起が付いています。
ただ、4音全て鳴ると他の和音との音量バランスが変わったり、
消費空気量が変わったり、ボタンのバネの重さが変わるので
1音を省いて3音とするように変わってきました。
他にも大きな理由があり、1音省く事で他の和音のボタンと組み合わせて
別の和音とする時に応用が利く為です。
楽器によって省かれている音が違っていて、ルートだったり5度が省かれています。



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これはmajとminのボタンを外したところです。
突起は3つになっています。
この後、さらにベースのボタンを外して80個のボタンを全て取り出します。
ボタンを支持している部品なども取り外します。



禺画像]
ボタンとそれに付随する部品を全て取り出しました。
だいぶスッキリしましたが、まだ横に走る部品が24本残っています。
なのでバルブはまだ全て見えていません。



禺画像]
バルブの上にある24本の棒状の部品を外しました。
これには直行する短くて細い棒が幾つも取り付けてあり、
まばらな、くし形の部品になっています。
そういえばイタリアでベースの組み立てを習った時に、
この部品の名前は聞かなかったなぁ..
現場では大抵見た目で名前を付けている感じなので「くし」とか
そんな風かも知れません。
機会があれば聞いてみよう。



禺画像]
ベースメカニックを全て取り出しました。
これでやっとバルブが見えるようになります。
ここまで来ると全体の重さがかなり軽くなります。



禺画像]

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