まずはベースボタンの7thからです。
この楽器は80ベースなのでdimがありませんので7thのボタンが
メカニックの一番上になりますので。
外したボタンには4つの小さな突起が付いているのが分かると思いますが、
これはとても古い楽器の特徴です。
50年以内の楽器では7thのボタンは3つの突起が付いています。
突起の数は和音の数になりますが、7thは4音構成なので、majやminの3音の
ボタンと違い、4つの突起が付いています。
ただ、4音全て鳴ると他の和音との音量バランスが変わったり、
消費空気量が変わったり、ボタンのバネの重さが変わるので
1音を省いて3音とするように変わってきました。
他にも大きな理由があり、1音省く事で他の和音のボタンと組み合わせて
別の和音とする時に応用が利く為です。
楽器によって省かれている音が違っていて、ルートだったり5度が省かれています。
これはmajとminのボタンを外したところです。
突起は3つになっています。
この後、さらにベースのボタンを外して80個のボタンを全て取り出します。
ボタンを支持している部品なども取り外します。
ボタンとそれに付随する部品を全て取り出しました。
だいぶスッキリしましたが、まだ横に走る部品が24本残っています。
なのでバルブはまだ全て見えていません。
バルブの上にある24本の棒状の部品を外しました。
これには直行する短くて細い棒が幾つも取り付けてあり、
まばらな、くし形の部品になっています。
そういえばイタリアでベースの組み立てを習った時に、
この部品の名前は聞かなかったなぁ..
現場では大抵見た目で名前を付けている感じなので「くし」とか
そんな風かも知れません。
機会があれば聞いてみよう。
ベースメカニックを全て取り出しました。
これでやっとバルブが見えるようになります。
ここまで来ると全体の重さがかなり軽くなります。
セ
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