製造から50年は経過したと思われるEXCELSIORの古いアコーディオンの修理をしています。
グリルカバーを開けると埃が堆積していることがすぐに分ります。50年分でしょうか?
掃除機で吸っても取りきれないのでピンセットで取り出しました。
この楽器は右手のスイッチの動きが悪く音の切り替えが正常にできていませんが、スイッチの機構をカバーしている2つのネジのうち1つが紛失している事が分りました。(矢印部分)
その隣の2つの穴はスイッチ機構を固定しているネジで既に外しています。
鍵盤を全て取り外すと沢山の埃が溜まっていることが分ります。
ここでラッキーな事が!
スイッチの紛失しているネジが出てきました。特殊なサイズなので出てきて良かったです。
鍵盤下の埃や汚れを綺麗にしました。見違えるようです。
見えない部分ですがあの状態で使い続けるのは知っていたらやらないでしょう。オークションなどで販売されている30年以上経過した中古楽器でも同様な事になっています。鍵盤を全て取り外す作業は一般的な範囲のメンテナンスでは行わないので楽器店などの中古でも同様な場合もあるでしょう。
鍵盤のバルブが塞いでいるリードへ通じる穴です。画像ではレジスター(スイッチ)で開閉するシャッターを閉じているのでリードは見えていません。この部分もそれなりに汚れているのでこの機会に掃除します。
バルブが当たる面の掃除を完了しました。
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