先日、点検、見積りをさせていただいたバンドネオンの
修理、調律を行いました。
右手のリードですが、改めて見てもリードバルブに問題がある事が
すぐに分かります。
全てのリードバルブを交換した後に調律を行う事になりました。
楽器にはサインが入っていますが、日本人が書くサインには見えないので、
楽器作成時のものか、海外で調律など行った時のものと思います。
楽器にはスタンプもありますが、これは中古として販売した時の
販売店のものでしょう。
鉛筆書きの日本人のものと思われるサインもあります。
この楽器を国内で整備した方のものと思います。
私はサインなど書かない事が殆どです。
みんなで書いたら文字だらけになりますので。
サインを書くより、整備、調律にベストを尽くし、
自分のサイン代わりにしたいと思っています。
右手リードを外しました。
これは低音側3枚ですが、同じ音程にオクターブ上のリードがあるので
実際には6枚になります。
バンドネオンはアコーディオンで言うところのMLになっています。
なのでボタンの数の倍のリードが入っています。
(一部、単音の部分もあります)
付いていたリードバルブは全て外して新しい物を取り付けます。
単に剥がして張替えるだけではなく、古い接着剤や錆、埃の除去、
リードの調整を行います。
剥がした古いリードバルブです。
見た感じ、オリジナルや海外で交換された物という感じがしません。
手芸店で買った革や適当な樹脂フィルムなどで作成した物と思います。
そういう物では良い働きはできませんし、長持ちもしません。
磁石に張り付くリードバルブもあります。
フロッピーディスクを切った物を使用した事が分かります。
ネット上で代替え材料として紹介している人がいるのか、
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